福井県では、原子力発電所の集積を活かし、原子力を中心としたエネルギーの総合的な研究開発拠点と
するため、2005年より「エネルギー研究開発拠点化計画」を推進してきました。
2020年3月に「エネルギー研究開発拠点化計画」を拡大、発展させ、様々なエネルギーを活用した
地域経済の活性化やまちづくりを目指す「嶺南Eコースト計画」を策定し、その取り組みを強化してい
ます。
若狭湾エネルギー研究センター(以下、「エネ研」という。)では、「嶺南Eコースト計画」に基づいて、
加速器を利用した「医療」、「育種」、「宇宙」の各分野、およびレーザー技術を応用した「レーザー」
分野を柱とした実用化を目指す研究に重点を置き、企業や大学・研究機関と連携した研究を推進して
おります。
- 公募概要
- 公募事項 ※詳細は公募要領をご参照ください。
(1)実用化研究
1)研究分野の条件
・2024年度の研究テーマは下記とします。
■植物工場関連技術
■その他、エネ研の研究成果で実用化/事業化を目指す技術
2)研究体制、提案機関(提案者)
・共同研究機関は、エネ研と実用化企業の2者、又はエネ研と実用化企業および大学・研究
機関の3者とします。
・提案機関は、実用化企業、又は大学・研究機関、のどちらでも可能とします。
・研究協力機関として、他の大学・研究機関や企業の参加を認めます。
3)募集する研究提案の内容
・エネ研が設定した研究テーマにおいて、実用化を目指す提案を募集します。
・応募書類には実用化に向けた明確な構想を明記するとともに、提案機関の実用化企業、
大学・研究機関の産学官連携コーディネータ等の構想に対する見解を記載していただき
ます。
(2)産学連携研究
1)研究分野の条件
・エネ研が進めている研究分野 <別紙1> に関連したテーマを選ぶことを条件とします。
関連したテーマとは、エネ研が進めている研究分野と合致していることを言います。
2)研究体制、提案機関(提案者)
・共同研究機関は、エネ研、大学・研究機関および実用化企業の3者とします。
・提案機関(提案者)は、共同研究機関のうち、大学・研究機関の研究者とし、企業の提案は
不可とします。
・研究協力機関として、他の大学・研究機関や企業の参加を認めます。
3)募集する研究提案の内容
・研究体制に実用化企業を加えた提案を募集します。
・応募書類には実用化/事業化に向けた明確な構想を明記するとともに、大学・研究機関の
産学官連携コーディネータ等と実用化企業の構想に対する見解を記載していただきます。
(3)基礎研究
1)研究分野の条件
・エネ研が進めている研究分野 <別紙1> に関連したテーマを選ぶことを条件とします。
関連したテーマとは、エネ研が進めている研究分野と合致していることを言います。
2)研究体制、提案機関(提案者)
・共同研究機関は、エネ研および大学・研究機関の2者とします。
・提案機関は、大学・研究機関の研究者とします。
・研究協力機関として、他の大学・研究機関の参加を認めますが、企業の参加は認めません。
3)募集する研究提案の内容
・企業、業界団体、病院等の明確な研究開発ニーズがある提案を募集します。
・エネ研の研究者と共同で研究開発することの優位性を有し、エネ研の研究活動の拡充・強化に
繋がる提案を募集します。
優位性とは「新たな切り口で研究開発に取り組める」、「お互いに補完し合いながら研究開発が
行える」、「エネ研の研究者を含めた新たな研究ネットワークの構築に繋がる」などです。
・応募書類には、研究開発ニーズを明記するとともに、大学・研究機関の産学官連携コーディ
ネータ等の研究開発ニーズに対する見解を記載していただきます。
- 助成金額
- 実用化研究:500万円/件以内、産学連携研究:400万円/件以内、基礎研究:200万円/件以内
- 助成期間
- 共同研究契約書締結日から2025年2月末日まで
- 応募要件
- 国・公・私立大学および国・公立研究所等の研究機関の研究者、実用化企業の研究者、又は
これと同等の研究能力がある者。
- URL
- https://www.werc.or.jp/support/kyoken_jigyo/index.html