当法人は、がん薬物療法に関する革新的研究に対する表彰並びに先駆的研究に対する研究助成を行うことにより、がんの薬物療法の治療成績向上及び進展に寄与することを目的とします。さらに、次世代のリーダーの育成にも寄与します。よって、この目的に貢献すると判断される研究者に研究助成を行います。
- 対象分野
対象課題
- 創薬を加速するための、革新的で従来とは異なる独創的な機能を有するモダリティー(低分子、中分子、ペプチド、修飾核酸、タンパク質、その他の新しいマテリアル等)の創成、技術改良、最適化。
上記を見出す、或いは創成するための新しいプラットフォーム、ライブラリー整備、新規合成法等。
がんの特徴を生かした薬剤送達、活性調節、特異性、体内動態等を高めるための技術。
がんの病態に基づく独創的アプローチ、リバーストランスレーショナルリサーチ等による治療標的探索とその機能調節技術。
- 参考情報
先駆的研究に応募する者は、所属機関の上長(研究者の上司である学長、学部長、研究科長、研究所長、教授、院長、部長等)の推薦を必要とします。
- 助成金額
- 1件 300万円 (7件)
- 応募要件
- 1.応募は、革新的研究(小林がん学術賞)、先駆的研究いずれもがん薬物療法(化学療法、分子標的療法、抗体療法、がん免疫療法など)、及びがんに関わる創薬研究が対象になります。がんの予防、診断、治療に関する研究は当法人の公益目的事業4への応募をお願いします。
2.応募は、研究者個人を対象とし、がん薬物療法分野における革新的研究もしくは先駆的研究(1、2、3)のいずれか1件とします。
3.クリニカルクエスチョンを解決する研究として、その成果が実地臨床に直結する研究内容であるものは「臨床」でご応募ください。例えば、施設内の「研究倫理審査委員会」、あるいは他施設「認定臨床研究審査委員会」等での一括審査での承認が必要な臨床検体を使用する研究、がんの薬物療法に関し新たな改善、または適応拡大につながる臨床研究、リバースTR研究、疫学研究、バイオマーカー研究など。
4.革新的研究(小林がん学術賞)では年齢制限はありません。がん薬物療法および創薬に関する研究で日本において顕著な業績を残した人、または、この分野で将来社会的な貢献が期待出来る人が対象です。
尚、選考委員会出席委員が学術賞にふさわしい応募者がいない、と判断した場合には該当者なしとします。
5.先駆的研究1、3は50歳以下、先駆的研究2(萌芽的研究)は40歳以下とします。
6.海外で行う研究は対象外とします。
7.先駆的研究に応募する者は、所属機関の上長(研究者の上司である学長、学部長、研究科長、研究所長、教授、院長、部長等)の推薦を必要とします。
8.過去に助成を受けた者は同一のカテゴリー(革新的研究、先駆的研究1、先駆的研究2、先駆的研究3)では応募ができません。
9.当法人の公益目的事業4との重複応募はできません。
10.公益目的事業1および4の研究助成対象となった研究者は、研究内容が異なる場合でも、同年度のがん関連3学会(日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会)と当会の連携事業である若手研究助成の対象とはなりません。
- URL
- https://kficc.or.jp/introduction/researcher/requirements_2024.html