一般社団法人 J ミルク(以下「J ミルク」という)は、国内酪農生産者、全国の乳業メーカーおよび牛乳販売店などから構成され、牛乳乳製品の価値開発に対する研究助成と得られた成果の普及啓発を目指す団体である。
「牛乳乳製品健康科学会議」(以下「健康科学会議」という)は、Jミルクと協働して、「ひとの健康における牛乳乳製品の価値」の向上に繋がる医学・栄養学・食品科学・スポーツ科学等の分野の課題を学術的に解明することを目的とする。そのため、研究者ないし研究グループ(以下「研究者等」という)から、研究成果を社会に還元する公益性が担保されることを趣旨として実施する学術研究を広く公募し、審査・選考の上、調査・研究を委託する。その成果を学会や研究会での発表や学術論文として公表することにより、牛乳乳製品の価値向上に資するものとする。
委託の要件
1 未発表の研究であること。
2 研究については、「健康科学会議」研究評価委員会(以下、「研究評価委員会」という)に報告書を提出し、評価を受けること。
3 外部への研究発表に際しては、事前に「健康科学会議」に了解を得るとともに、「健康科学会議」および「Jミルク」の学術研究費の助成を受けたことを明らかにすること。
4 研究成果の全部もしくは一部を刊行し、または発表した場合は、その刊行物または別刷の3部を添付して、「健康科学会議」および「Jミルク」に報告しなければならない。
5 研究成果は、原則として、研究期間終了後できるだけ速やか(2年以内)に学術論文として投稿、公表すること。
6 研究対象(材料)について
研究対象(材料)は、特定の商品ではなく、牛乳または乳製品共通の価値向上に繋がる、一般化できる材料を対象とする。
7 動物実験について
公的に実施義務のない動物実験はできる限り代替法等による研究で実施すること。