本助成は、「食と健康」の分野において、優れた若手研究者がわが国トップクラスの研究者として成長することを願い、それにふさわしい支援を行おうとするものであり、国内の民間助成としては新しい形態の助成制度です。助成対象者に対し、5 年間の助成期間内でテニュア職に就くことを目標に、育成支援教員の下で安定した研究環境を担保しつつ、研究及び生活に必要な資金を長期にわたり助成します。
●自然科学研究分野
1 食の生産から食卓まで (食に関する SDGs課題)
・生産・製造、加工、流通、保存、調理、備蓄、廃棄、再活用等
・食の安全性・衛生
・次世代の新たな食資源、食料の安定確保、環境問題(フードテック、アグリテック等)
2 食を味わう/楽しむ (食による QOL 向上)
・食と五感、素材、風味、テクスチャー、知覚、感性等
・咀嚼・嚥下、高齢者食、介護食
・食の嗜好性
3 食と生命 (食による疾病予防、健康増進、ウェルビーイング)
・栄養素、機能性食品成分
・疾病予防・治療に関わる食の役割(生活習慣病、口腔環境、腸内環境、アレルギー、免疫疾患、ストレス低減等)
・食と生活習慣・行動(食事時間、運動、睡眠、摂食障害等)
・高齢者の健康維持(アンチエイジング、フレイル、サルコペニア、介護等)
4 食と健康を支える情報科学
・バイオインフォマティクス、データサイエンス、IT および ICT(情報通信技術)
●人文/社会科学研究分野
5 食文化研究
・文化/社会人類学、民俗学、社会学、地理学、文献学 等
6 食に関する経済・政策研究
・経済論、政策論、マーケティングリサーチ、地域振興(活性)、食品ロス、飢餓・貧困対策、環境問題、フェアトレード、流通論、フードシステム論、フードマネジメント、消費者行動解析 等
7 食と生活についてのリサーチ・分析等
・食とライフスタイル、食とコミュニティ、食の心理学、食教育、食行動、食情報、食と生活環境 等
●その他
8 1~7 の分野横断的研