我が国の生命科学分野、特に疾病の予防・診断・治療の進歩・発展に貢献する為、医師資格 (MD) を有し、かつ博士号 (PhD) 保持者または PhD 取得を目指す大学院博士課程に在籍する若手研究者で、海外に留学して研究を行うものに奨学金を支給する。この規則により当財団から留学助成を受ける研究者を研究留学者という。
業績だけでなく、夢・やる気などの信条、留学中の研究予定内容など、多様な観点で研究留学者を選考し、また、留学中の研究進捗如何では、最長 4 年間の長期助成も行う特徴を有する。
- 助成金額
- 海外渡航費往復40万円と滞在費年480万円を最長4年間助成する。
- 助成期間
- 期間は2年以上4年以内とする。2年以上の受入れが内定している者に限る。
- 応募要件
- 下記の諸条件をいずれも満たす日本に国籍を有する者または日本への永住が許可されている者。留学への出立は1年度内(4月1日から翌年3月31日)とし、出立する年度を募集留学年度とする。研究留学者の募集は、募集留学年度の前年度に行う。
(1) 医師国家試験に合格して医師免許を有し(MD)、かつ博士号 (PhD) を取得している者、または PhD 取得を目指す大学院博士課程在籍者。
(2) 募集留学年度末に38歳以下の者(産休などの理由で研究活動を中断した研究者は、年齢上限を考慮する場合がある)。
(3) 留学中の年間収入が本奨学金を除いて 600万円以下の者。
(4) 応募時から本助成による海外出立まで国内在住で、国内の大学、病院等の機関に所属しており、2年以上の留学を受け入れる海外の大学等学術研究機関が内定している者。
(5) 募集留学年度内(2024年4 月 1 日から2025年3月31日まで)に海外に出立でき、2年以上留学可能な者。
(6) 学術優秀、品行方正、心身とも健康、身元の確実な者で、所属機関長からの推薦を受けられる者(推薦者からの推薦書を提出)。
- URL
- https://www.takeda-sci.or.jp/fellowship/study-abroad.php