<趣旨>
独立行政法人日本学術振興会(Japan Society for the Promotion of Science: JSPS)は、我が国と中国・韓国の研究機関が連携して世界トップレベルの学術研究、地域共通の課題解決に資する研究及び優秀な若手研究者の育成を行うことにより、3カ国を中核としてアジアに世界的水準の研究拠点を構築することを目的として、先見性や将来への展望などを意味する“foresight”の名を冠した「日中韓フォーサイト」事業を実施しています。本事業においては、3カ国の研究機関(以下「拠点機関」という。)は、「共同研究」、「学術会合(セミナー)」、「研究者交流」を効果的に組み合わせて実施するものとします。
なお、本事業による支援期間終了後も、拠点機関においては、アジア地域における世界的水準の研究拠点として自立的に継続的な活動を実施することが期待されています。
- 対象分野
対象課題
- 本年度の対象分野は、「次世代データベースとデータ活用技術(New Generation Databases and Data-Empowering Technologies)」とします。
なお、対象分野については、毎年度、3カ国の学術振興機関の協議により定めます。
- 公募概要
- <実施方法>
日中韓3カ国の学術振興機関(日本学術振興会(JSPS)、中国国家自然科学基金委員会(NSFC)、
韓国研究財団(NRF)) 間の覚書に基づき実施します。
<対象国>
我が国と中国・韓国の3カ国による交流を対象とします。
その他詳細は、募集元URLに掲載の募集要項を参照
- 参考情報
<選考及び結果の通知>
本会国際事業委員会書面審査員による書面審査、及び同委員会による合議審査を実施します。その後、中国・韓国の学術振興機関との協議により採択/不採択を決定し、その結果を令和6(2024)年7月(予定)に所属機関長に通知します。
- 助成金額
- 1課題当たり 5年間で5,000万円以内(予定)
- 助成期間
- 令和6(2024)年8月開始 5年間
- 応募要件
- <申請資格>
(1) 科学研究費補助金取扱規程(昭和40年文部省告示110 号)第2条に規定されている研究機関(※)で、研究費、研究施設・設備、人員を十分に備えており、拠点機関として組織的な実施体制が取れる機関又はその部局。
※科学研究費補助金取扱規程(昭和40年文部省告示110 号)第2条に規定される研究機関
1)大学及び大学共同利用機関
2)文部科学省の施設等機関のうち学術研究を行うもの
3)高等専門学校
4)文部科学大臣が指定する機関
科学研究費補助金取扱規程(昭和40年文部省告示第110 号)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/1307764.htm
(2) 本事業による交流実施の中心となる役割を担う拠点機関には、研究代表者(Principal Investigator)を1名おきます。研究代表者は、拠点機関に所属する常勤又は常勤として位置づけられている研究者であり、文部科学省所管の科学研究費助成事業の応募資格を有する者とします。
ただし、所属機関において、研究環境(研究室・設備・人員)の整備等を含め、本事業を責任を持って遂行できると判断する場合には、常勤でない研究者(文部科学省所管の科学研究費助成事業の応募資格は必要)でも可能です。
なお、研究代表者は、本事業の遂行に関して重要な役割を担います。したがって、事業実施期間中に退職等により申請資格を喪失し、その責任を果たせなくなることが見込まれる場合、研究代表者となることは避けてください。
また、本事業は拠点機関間の持続的な交流関係を構築する事を目標としているため、拠点機関には研究代表者(Principal Investigator)以外に必ず参加研究者をおいてください。
- URL
- https://www.jsps.go.jp/j-foresight/index.html