京都大学複合原子力科学研究所では、共同利用・共同研究拠点として、本研究所の施設・装置による実験及びこれに関連する研究を推進するため、全国の大学、国公立研究機関等の研究者による共同利用研究を受け入れています。また、海外研究機関の研究者との国際共同研究も推進することとして、令和8年度の共同利用・共同研究について公募を行います。
- 対象分野
対象課題
- (1)共同利用研究 電子線型加速器、研究炉熱特性実験装置、その他周辺機器等を用いた原子力基礎科学及び放射線利用に関連する研究。利用できる設備・装置については、「別紙2」をご参照下さい。また、採択区分には、通常採択とプロジェクト採択があります。詳細は、以下に記載の「2.採択区分」でご確認下さい。なお、申請にあたっては、必ず所内担当責任者を置き、研究協力者に本研究所所員(所内担当責任者含む)を1名以上加えて下さい。
(2)臨界集合体実験装置共同利用研究 令和8年度、臨界集合体実験装置(KUCA)は共同利用研究に係る運転を行わないため、運転を伴 わない実験(天然ウラン等の核燃料物質を使用する実験、加速器のみを使用する実験等)に制限されます。
(3)国際共同研究 海外研究機関の研究者及び国内研究者で組織し、本研究所内の研究者が代表となって、複合原子力科学分野の推進、発展を目指す研究。
- 参考情報
2.採択区分 【 共同利用研究・臨界集合体実験装置共同利用研究 】
(1)通常採択 原則として1年を単位として行うもので、年度初めから研究・実験の実施が可能なものを採択しま す。特に希望する場合は、下半期利用(10月~3月)からの応募も可能ですが、通常採択とは申請期間が異なりますのでご注意下さい。
(2)プロジェクト採択 複合原子力科学研究所において機動的に推進すべきプロジェクトについて、原則として所員が中心 となって研究グループを組織して、長期的展望にたって、共同利用研究を総合的かつ能率的に行うものです。なお、「通常採択」として申請されたものの中で、「プロジェクト採択」の方が適当であると考えられる申請課題については、プロジェクト研究班を分担していただくこともあります。詳しくは「注1.プロジェクト採択共同利用研究について」をご参照下さい。
- 助成期間
- 令和8年4月1日~令和9年3月31日までの1年間
- 応募要件
- 申請者:国内の大学及び国・公立研究機関等(*1)の教員、研究者並びにこれに準ずる正規の職員(*2)で、当該申請について所属長の承諾を得ている者。申請から報告まで責任を持って行って下さい。 なお、1.(3)国際共同研究は、所内の研究者とし、研究開始までに事前確認シートにより安全保障輸出管理の許可を得ておく必要があります。 (*1) 科研費申請資格(科学研究費補助金取扱規程第2条第1項第4号)に該当する法人も含みます。 (*2) 所属機関において科研費申請資格を与えられている研究者も含みます。
※詳細は、「公募要項」をご確認願います。
- URL
- https://www.rri.kyoto-u.ac.jp/inter-univ/kobo